気をつけていても、いつ起こるか分からない車の事故や故障。
事故が起きたときには、警察や保険会社への連絡や相手側の情報確認、けが人の救護など、行なわなければいけないことはたくさんありますが、事故直後は動揺していることも多く、冷静に全てを行なうことはなかなか難しいのではないでしょうか。
そんな時に便利な「トラブルナビ」をご紹介します。ソニー損保さんからリリースされているアプリですが、ソニー損保に加入していない方でも無料で利用できます。太っ腹！

起動すると、まずユーザー情報の設定を求めるダイアログが表示されます。自分の連絡先や自車の情報、加入している任意保険などを入力します。入力が終わったら右上の「保存」ボタンで保存しましょう。
事故やトラブルはいつ起こるか分からないので、その時になって慌てなくて済むように必要な情報は予め設定しておいたほうがいいですよー。
位置情報は車の故障やトラブル時に周辺の施設を探す際に使用しますので、位置情報利用の確認ダイアログが出たら「OK」で許可したほうが便利です。

メイン画面では『交通事故』『車の故障・トラブル』は画面最上部に大きなボタン＆目立つ配色で表示されているので、とっさの時でも迷わずに済みそうです。ユーザー目線の気配りですねー。
『交通事故』をタップするとケガ人の有無、事故状況を聞かれるので該当するものをタップします。

ケガ人の有無、事故状況を選択すると、事故対応マニュアルが表示されます。この手順に沿って対応しましょう。
電話番号のところをタップすると、その番号に発信することができます。

警察や保険会社への連絡が終わったら、事故状況をメモします。『事故メモ』画面では「メモ入力」「写真撮影」「音声録音」ができます。
「メモ入力」で事故や相手の情報を登録します。事故日時、事故場所は自動で入力されていますが、編集もできます。特に場所はGPSからの取得のため、ズレが生じていることもありますので必要に応じて修正したほうがよいでしょう。
事故相手に関しては、氏名、連絡先、ケガの有無、車のナンバーが登録できます。さらに詳細情報を登録したい場合や相手が複数の場合は「より詳細なメモを取る」ボタンから、届出をした警察署名や、相手の車種やカラー、保険会社などの情報も入力できて、相手も3人まで登録できるようです。確かに、相手が1人とは限りませんもんねー。これはなかなかありがたい。
メモが終わったら右上の「保存」ボタンで保存するのをお忘れなく。

「写真撮影」ではその場で残しておくべき状況証拠写真を撮影できます。自車と相手車のナンバー部分と損傷箇所、自分と相手から見た現場を撮影して登録できます。それぞれのアイコンをタップするとカメラが起動して、撮影するとアイコンが撮影した写真のサムネイルに置き換わります。んー、これは便利！

「音声録音」は音声での記録を3件まで保存できます。メモ入力が難しい場合に音声で記録しておくことができます。これも意外と使えそうな機能。

ここの各画面からメイン画面に戻りたい場合は右上の「保存」ボタンを押して、表示される登録完了ダイアログの「TOPに戻る」で戻れます。
ここでふと気になったのが、保存する以外にメイン画面に戻る方法がないということ。まぁ、確実に保存される点ではいいのかもしれませんが、個人的にはメイン画面に戻るボタンなどがどこかにあるといいかなーと思いました。

画面下部メニュー『相手方へ送信』では自分の情報を事故相手にメールで送信できます。
予め登録しておいたユーザー情報が表示されますが、ここで編集も可能です。「メール画面を立ち上げる」をタップすると、本文に自分の情報が入力された状態でメールアプリが起動します。紙に書いたりする手間が省けていいですね。（相手のメールアドレスを入力する必要はありますが。）

メイン画面の『車の故障・トラブル』からは、ロードサービスの要請や、周辺関連施設の検索ができます。

メイン画面の『緊急時の連絡先一覧』では救急や警察、保険会社、ロードサービスの連絡先が表示され、それぞれ電話番号欄をタップして発信できます。
『周辺施設ナビ』ではガソリンスタンドや修理工場などの周辺施設を地図上で確認できます。（自動車修理工場以外はマップアプリが起動）これなら土地勘のないところでも安心～。

メイン画面の『事故時のワンポイントアドバイス』では、事故の際にチェックしておく点や注意事項などを確認できます。
『事故メモ一覧』では、メモをした事故の一覧が表示され、それぞれの内容を確認できます。「編集」ボタンで削除できます。

事故は起こらないほうがいいですが、万が一起こってしまった場合の円満解決のためにも、このアプリをインストールしておくと便利そうです。備えあれば憂いなし！