1949年に初版発行、日本全国の家庭で使われ続けて62年の信頼と実績を誇る医学書「家庭の医学」がiPhoneアプリになりました。そういえば、うちにも本があったなぁ。ずいぶん分厚かったイメージ。

起動すると、まずメインメニュー。大きなボタンと分かりやすいイラストでタップしやすい。
では、順番に見ていきましょう。

まずは『応急処置』から。
救急救命の心構えや注意点、人工呼吸の方法などがイラストも交えながら、わかりやすく掲載されています。
いざという時に慌てないように、前もって読んでおくといいでしょう。

次に『一刻を争う症状』です。
ここでは、意識障害などのすぐに救急車を呼ぶ必要があるような症状や、大きな病気の可能性がある症状などを確認することができます。　

次に『病気の知識』について。
人の形のイラストが表示されます。頭やおなか、腕、足など、体の部位をタップすると、その部位で起こる主な病気の種類や症状などを見ることができます。
左下の「全身」ボタンは全身で起こりうる病気の一覧、「一覧で表示」ボタンは部位、病気の種類の全てが一覧で表示されます。

続いて『症状で調べる』です。
頭痛や腹痛などの「各部位の症状」と、発熱やめまいなど「一般的な症状」から可能性が考えられる病気を調べることができます。

メインメニュー下部にあるボタンには『子どもの病気』『女性の病気』『医学知識』があります。
『子どもの病気』では子どもに見られる症状や病気、『女性の病気』では女性に多い症状や病気を調べることができます。
また、『医学知識』では病気の予防や検査、薬、介護などのあらゆる知識など、医療や医学に関わるいろいろな情報を見ることができます。

病気や症状などの一覧ページ、詳細ページなど右上にのボタンが表示されているページでは、このボタンをタップすると、そのページをブックマークに入れたり、ページのタイトルでGoogle検索することができます。（Google検索の場合はSafariが開きます）

画面下部メニューを見てみましょう。
『検索』では、病名や部位などを入力して検索することができます。

また検索画面の下部には『部位から検索』『症状から検索』『目次から検索』のタブがあります。ここから探すこともできます。

画面下部メニュー『ブックマーク』ではブックマークに入れたページや、閲覧した履歴を見ることができます。右上の「編集」ボタンで、1件ずつ削除、全削除ができます。

最後に画面下部メニュー『その他』です。
ここでは文字サイズの変更ができます。大・中・小の3パターンから選択できます。初期状態は「中」です。

書籍版だと厚さ7cm・重さ2kgもあるのでさすがに持ち歩けませんが、アプリならいつでもどこでもiPhoneで見ることができるので、急な病気などの緊急時、災害時にも便利です。アプリになっても、情報量は書籍版とほとんど変わらないようです。
東北大震災直後から続いていた無料配信は4/30で終わり、現在は通常価格に戻っていますが、iPhoneに入れておく価値はあると思います。